/ 最終更新日 : 2021年11月3日
返信先: Don Juan
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2021年11月3日 1:03 PM
#1467
かわいで
ゲスト
「ドン・ジュアン」東京公演も残すところ、今日を入れてあと4日となりました。
キャストスタッフの方も、私たち観客も、油断せず完走を目指して走っていく日々になることと思います。
今回の再演で「大筋以外は全部変わった」感のあるこの作品、亡霊にも本当にいろいろな変化がありました。メイク、曲、振付、立ち位置、立ち回り…言葉にすると細かいですが、再演で新たなツボどころになったところも数多くあり。
中でもどこだろう「嫉妬」と「石の声」と「誰に対しても」(初演と言ってることは変わりませんが細かい内容は違う(笑))。
マリアとの語らいが丁寧に描かれた「石の声」では、ノミを打つ「カーン!」という音でドン・ジュアンと亡霊(石像)が同時に打たれてわななく…という動きに見てる方も震えが走りますし、
「嫉妬」ではドン・ジュアンの心の中の嵐に合わせて「敵」や「自分自身」あるいは「恋人」?に変化していく亡霊の姿にゾクゾクしますし(その合間の大きく反るポーズとかも役割の変化を示してるようですごく好き)
「誰に対しても」は貴重な上口カルロとのダンスが美しいのなんの…ドン・ジュアンとほぼシンクロしながら(させながら)決闘を止めようとするカルロやドン・ルイの働きかけを邪魔していく、見どころも情報量も満載のナンバーです。
…まだまだいっぱいあるな(笑)。
ラスト数回、ご覧になるみなさま、素敵な観劇になりますよう。